《三重の魅力ピックアップ》
お茶農家がつくる、お茶が主役のカフェ
三重県四日市市水沢地区に東京ドーム約7.7個分(10ha)の茶畑を構えるのが、有限会社マルシゲ清水製茶。
この地で、かぶせ茶の栽培・製茶加工・販売、さらにカフェを併設しています。
水沢地区は鈴鹿山脈のふもとにあり、降水量が多く、豊富な伏流水、そして扇状地で水はけの良い土壌があり、夏でも霧がかかる非常にお茶づくりに適しています。
「おばぁちゃんちに来たみたい」
どこか懐かしさを感じる空間で、“お茶”と“お茶を使ったお菓子”を楽しめるのが『かぶせ茶カフェ』。
昔は当たり前のように家庭に急須でお茶を入れていましたが、現代では急須がないお宅もあり、温かいお湯でお茶を入れて飲む機会が減っています。
だからこそ、急須を使って、ご自身でお茶を入れることが体験へと変わります。
かぶせ茶カフェでは少し変わった急須をご用意しています。急須の中でも珍しく、中が見える「ひとしずく」という萬古焼の急須。乾物である茶葉にお湯をあたえてあげることにより、茶葉が膨らみ元にもどる。蓋がないことにより、この行程を目で見て、楽しむことができます。
かぶせ茶カフェでは、お湯を注いでからお茶を飲むまでの間、ゆったりとした時の流れを感じながら過ごすことができます。
ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

お茶農家ならではの、お茶が主役のカフェ
「お茶を楽しんでいただけたら」「お茶を好きになっていただけたら」「お茶に対してこだわりがあることを知っていただけたら」。
お茶農家としての想いをお伝えできる場所として、カフェを併設しています。こだわりの品質のかぶせ茶・玄米茶・ほうじ茶など、お好みのお茶、そしてお茶を使った季節ごとのお菓子と、思う存分お茶をお楽しみいただける“お茶膳”。
また急須でお茶を入れる文化を、子どもたちにもつなげていきたいという想いから、「お子茶まルーム」や「お子茶ま膳」もあります。
お茶が好きの方はもちろんのこと、あまりお茶を飲まない方にも楽しんでいただける空間もおすすめです。

四日市を一度離れてみて、何もないところが魅力に変わった
かぶせ茶カフェの清水加奈さんは語ります。
自然豊かな四日市水沢だからこそ、美味しいお茶作りができる。そして当たり前にある茶畑、茶畑に入る、製茶工場など、お客様との係わりで価値がある事に気付いたと。
今はもっとたくさんの人に、お茶と四日市水沢の魅力を発信していきたいと話していました。
甘味たっぷり、まろやかで上品な味が魅力の「かぶせ茶」。全国一の生産地である三重県のお茶どころ水沢町、昔ながらの日本家屋の和室で自家製のかぶせ茶が楽しめます。「まるでおばあちゃんちに来たみたい」な築70年以上の古民家の和室でフタのない急須を使って自分で淹れるお茶は、変化するお茶を見るのも蒸らす間の待ち時間も味のうち。かぶせ茶の味わいはもちろん、カフェでくつろいで過ごす時間そのものがごちそうです。のどかで美しいお茶畑の風景、ゆったりとした時の流れに心もほっこり。どこか懐かしい至福のひとときです。
「6歳の頃から『農家を継げ』と言われ続けてきました。」と語る清水加奈さん。県外に出てみて地元の魅力・価値に気づき、家業を継ぐと決意したそうです。父の正美さんと加奈さん。温和な人柄が、かぶせ茶の味ににじみ出ているようです。
[企業名]有限会社マルシゲ清水製茶
[出演]清水加奈 他
基本情報 | |
---|---|
住所 | 〒512-1105 三重県四日市市水沢町998 |
電話番号 | 059-329-2611 |
公式サイト | https://marushige-cha.jp/cafe/ |
※情報は取材時のものであり、変更の場合があります。
動画リンク先 | |
---|---|
YouTube | https://youtu.be/H4wBF9DaHeQ |